Chapter 02 · Lesson 05
Shipping Cost — Weight Calculation
Step 06
実重量と容積重量の違いを知る
国際送料を賢く下げる知識
輸入OEMのコストを左右する「送料の計算ロジック」を理解することで、
商品選定の精度が上がり、利益率をさらに改善できます。
01
2つの「重さ」の違いを理解する
国際輸送の運賃は「ただ重さを量るだけ」では決まりません。実重量と容積重量の2つを比較して、重い方の数値で運賃が計算されます。この仕組みを知らずに大きくて軽い商品を選ぶと、思わぬ送料コストが発生します。
実重量
実際の荷物の重さ
実重量 10 kg
容積重量
荷物が占めるスペースの重さ
容積重量 20 kg(実重量5kg)
02
容積重量の計算方法
容積重量の計算式
縦
60cm
×
横
50cm
×
高さ
40cm
÷
除数
6,000
=
容積重量
20 kg
除数は運送業者・輸送方法によって異なります。航空便は6,000(または5,000)、船便・陸送は各社の基準に従います。IATA(国際航空運送協会)の標準は6,000ですが、5,000を使う業者もあるため、依頼する代行業者に事前に確認しましょう。
03
どちらの重さで運賃が決まるか
運送業者は実重量と容積重量を比較して、重い(大きい)方の数値で運賃を計算します。これは、トラックや飛行機のスペースを有効活用するためのルールです。大きくても軽い荷物でスペースを埋めると、そのスペースに他の荷物を積めなくなるからです。
実重量
10 kg
スケールで測った重さ
VS
容積重量
20 kg
60×50×40 ÷ 6,000
課金対象
20 kg
容積重量の方が重い
重い方で計算
わかりやすい例:風船(バルーン)
実重量
0.1 kg
とても軽い
容積重量
5〜10 kg
スペースを大量に占める
風船は実重量が軽くても、大きなスペースを占めるため容積重量が重くなります。この場合、運賃は容積重量(重い方)で計算されます。これがOEM物販で「軽くて小さい商品」が有利な理由の一つです。
04
実例シミュレーション:どちらが有利か
同じ100個の商品を仕入れる場合でも、商品の大きさ・重さによって国際送料が大きく変わります。商品選定の段階で「容積重量」も計算に入れることが重要です。
商品別 国際送料比較シミュレーション
商品A — 小さくて軽い商品(スマホアクセサリー)
サイズ
10×8×2cm
→
実重量
50g
→
容積重量
10×8×2÷6000 = 27g
→
課金対象
実重量 50g
100個仕入れ時の課金重量 合計
5 kg → 送料 低コスト
商品B — 大きくて軽い商品(クッション・ぬいぐるみ等)
サイズ
40×35×20cm
→
実重量
300g
→
容積重量
40×35×20÷6000 = 4,667g
→
課金対象
容積重量 4.67kg
100個仕入れ時の課金重量 合計
467 kg → 送料 高コスト
i
上記は計算の考え方を示した目安です。実際の国際送料は代行業者・輸送ルート・梱包方法によって変わります。1688の輸入代行業者に依頼する際は、必ず事前に送料の見積もりを取るようにしましょう。
05
OEM物販への実践的な活かし方
利益率を守るために知っておくこと
せっかく仕入れ単価を抑えても、国際送料が高くなると利益が一気に削られます。商品をリサーチする段階で「容積重量」を意識して計算しておくことで、実際に仕入れてみて「送料が高すぎた」という失敗を防げます。
リサーチ段階での送料チェックの手順
01
Amazonで候補商品のサイズ情報(縦×横×高さ)を確認する
02
縦×横×高さ÷6,000 で容積重量を計算し、実重量と比較する
03
重い方(課金対象)に仕入れ個数を掛けて、合計送料の目安を計算する
04
1個あたりの送料を割り出し、利益計算に加算する(忘れがちな見落とし項目)
05
不安な場合は代行業者に事前見積もりを依頼してから仕入れを確定させる
このレッスンのまとめ
01
実重量は荷物の実際の重さ。容積重量は縦×横×高さ÷6,000(または5,000)で計算したスペースの重さ。02
運送業者は実重量と容積重量を比較して重い方で運賃を計算する。大きくて軽い商品は容積重量で課金される。03
「小さくて軽い商品」を選ぶべき理由は、不良品率の削減だけでなく送料コストの削減にも直結するから。04
商品をリサーチする段階で容積重量を計算し、利益計算に送料を加算しておくことが重要。05
除数は業者によって5,000または6,000と異なる場合がある。依頼する代行業者に事前に確認すること。このレッスンの内容が理解できたら
感想やポイントを記入して、次のステップへ進んでください。次のステップでは、実際のリサーチ手順をSellerSpriteを使いながら実践していきます。