商品を選ぶ際の注意点

Chapter 02 · Lesson 08
Product Selection — 5 Key Points
Step 09

商品を選ぶ際の5つの注意点
長期安定販売を実現する選定基準

良い商品をリサーチできても、選定段階で間違えると利益が出ません。
季節性・品質・価格・ターゲット・競合の5軸で商品を評価する方法を解説します。

01
季節性を
避ける
02
品質を
確認する
03
価格設定を
検討する
04
ターゲット層を
明確にする
05
競合商品を
調査する
01

季節性を避ける

通年で売れる商品で利益の土台を作ってから季節物に手を出す

季節物(ハロウィン商品・水着など)は、そのシーズンが過ぎると急激に売れなくなります。利益の土台が作りにくく、初心者には在庫リスクが高くなります。まず通年商品で安定した利益を築いてから、季節商品に手を出すという順番が正解です。

季節物
水着・ハロウィングッズ
クリスマス商品など
シーズンオフ
売れなくなる可能性
在庫リスクが発生
持続的な利益
通年で販売できる商品
安定した利益を確保
月別売上イメージ比較
通年商品(安定型)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
季節物(不安定型 / 水着の例)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
正しい順番

通年商品でまず利益の土台を作ることが最優先。安定した収益とOEMビジネスのノウハウを蓄積してから、季節商品にも手を出すという順番が最も無難で失敗しにくいアプローチです。

02

品質を確認する

品質が高いほど顧客満足度が上がり、リピートと口コミが生まれる

商品の品質が高いほど顧客満足度が上がり、リピート購入や口コミによる拡散が期待できます。Amazonでは高評価レビューが検索ランキングを上げる重要な要素になるため、品質は商品選定の最重要基準のひとつです。

サンプル発注で実物を確認
必ず自分でサンプルを注文して、実際の品質・触感・仕上げを確認してから本発注する
ライバルの悪いレビューを確認
競合商品の低評価レビューで品質不満を把握し、改善できている商品を1688で探す
1688の工場評価を確認
1688の工場ページでレーティング・取引実績・ユーザーレビューを必ず確認する
梱包・検品の指示を明確に
発注時に梱包仕様・不良品基準を書面で指示。代行業者の検品サービスを積極活用する
返品率・クレーム率を監視
販売開始後もAmazonの返品率・注文不良率をダッシュボードで継続的に監視する
小ロット→大ロットで品質確認
最初は50〜100個から始め、品質に問題がないことを確認してからロット数を増やす
i
Amazonでは注文不良率1%以上でアカウント停止リスクが発生します。品質の低い商品を大量に仕入れるより、品質が保証された商品を適切なロット数で仕入れる方が長期的なビジネスの安定につながります。
03

価格設定を検討する

顧客が納得でき、かつ十分な利益を得られる価格を設計する

価格は顧客にとって商品購入の大きな決定要素です。高すぎると購入をためらい、低すぎると利益が出なくなります。顧客が納得できて、かつ長期販売できるだけの利益が残る価格帯を見つけることが価格設定の本質です。

価格設定の3つのゾーン
低すぎる
やや低
最適ゾーン
やや高
高すぎる
利益ゼロ
赤字リスク
利益薄
広告不可
利益確保 + 広告・販促余地あり
購入減少
始まる
購入を
躊躇
高すぎるデメリット
・顧客が購入をためらい転換率が下がる
・競合と比べた際に選ばれにくくなる
・広告をかけてもROASが悪化する
最適価格の条件
・利益率30%以上を確保できる
・広告・クーポン・値下げの余裕がある
・競合と比べて不自然に高くない
低すぎるデメリット
・広告費をかけると赤字になる
・価格競争に巻き込まれやすい
・「安物」イメージで高評価がつきにくい
04

ターゲット層を明確にする

誰に売るかを決めることで、商品・デザイン・価格・キーワードが定まる

商品のターゲット層を明確にし、そのニーズに合った商品を選ぶことが成功の鍵です。ターゲットが決まると、デザイン・機能・価格帯・広告キーワード・商品ページのコピーライティングなどすべての要素が具体的に決まります。

Who
誰に売るか
年齢層 性別 職業 ライフスタイル
What
何を求めているか
機能性 デザイン 価格帯 品質
Why
なぜ購入するか
用途・目的 贈り物 不満解消 トレンド
ターゲットが変わると商品設計が変わる(財布の例)
30〜40代ビジネスマン向け
→ 本革素材・高価格帯(6,000〜10,000円)
→ 大容量・カード収納多め
→ シンプルで品のあるデザイン
→ キーワード:「ビジネス 長財布 本革」
20代女性向け
→ 合成レザー・低〜中価格帯(2,000〜4,000円)
→ コンパクト・スリム・カラー展開あり
→ おしゃれ・トレンド感のあるデザイン
→ キーワード:「財布 レディース ミニウォレット」
05

競合商品を調査する

差別化ポイントを見つけ、自社商品が他社とどう違うかを明確にする

同じような商品が既に市場にある場合、競争力を持たせるために差別化要素を見つけることが重要です。競合商品を調査し、「自社商品が他社とどのように違うのか」「何を売りにするのか」を明確にしましょう。

差別化のための競合調査チェックポイント
調査項目
販売価格
競合の価格帯と自社が参入できる価格を確認。「同価格で高品質」か「低価格で同機能」かどちらで差別化するかを決める。
調査項目
商品機能
競合が持っていない機能を追加する(防水加工、スキミング防止、極薄設計など)。レビューの不満点から欲しい機能を発見する。
調査項目
デザイン
競合と差別化したデザイン(カラー展開・素材感・形状)を選ぶ。高評価レビューで褒められているデザイン要素を参考にする。
調査項目
販売ページ
競合より高品質な商品画像・分かりやすい説明文・A+コンテンツを用意する。ページクオリティが低い競合が多い市場は参入余地がある。
調査項目
アフター対応
保証期間・サポート対応を明記する。「対応が悪い」という悪いレビューが多い競合がいれば、丁寧な対応を差別化ポイントにできる。
差別化の最重要原則

「競合よりすべてにおいて優れた商品を作る」必要はありません。特定の1〜2点で競合より明確に優れていれば十分です。「スキミング防止機能がある」「極薄で持ち運びやすい」「3色展開がある」など、ひとつの強みを明確にしてそれをページとキーワードに全面的に打ち出しましょう。

このレッスンのまとめ — 5つのポイント

01
季節物は避ける。通年商品で安定した利益の土台を作ってから、季節商品にステップアップする。
02
品質を最優先。サンプルで実物確認、1688の工場評価チェック、小ロット発注から開始する。
03
価格は最適ゾーンに設定。利益率30%以上を確保しつつ、広告・クーポンの余地を残す価格設計にする。
04
ターゲットを明確に。誰に・何を・なぜ売るかが決まると、商品・価格・デザイン・キーワードがすべて定まる。
05
競合を徹底調査。差別化ポイントは1〜2点で十分。その強みを商品ページとキーワードに全面的に打ち出す。

このレッスンの内容が落とし込めたら

感想やポイントを記入して、次のステップへ進んでください。

次のステップでは、実際のSellerSpriteを使ったリサーチ実践編に進みます。

上部へスクロール